【コラム】法人住民税を一部国税化の方針
2013-11-29
今日の神戸新聞に法人住民税を一部国税化する記事がありました。「政府、与党は28日、都市と地方の税収格差を是正するため、地方税である法人住民税の一部を国税にし、地方交付税の財源に回す方針を固めた。」だそうです。
私は反対ですね。 儲かっている都道府県や市町村の法人住民税を国が預って儲かっていない所に配分するんだそうです。一見平等で良さそうに思いますがどうなんでしょう?若干、共産主義の匂いがしますね。
冷静に考えればおかしいと思いませんか?これまで一生懸命に県・市の単位で企業誘致をしてきた結果が法人住民税に結びついているわけです。企業誘致に失敗若しくは消極的だった県・市は棚から牡丹餅かもしれませんが、東京・大阪・愛知など主要都市は猛反対でしょうね。自分たちの税金(給料)が横取りされるわけですから当然そうなるでしょう。
地方法人特別税で取り上げて、今回の法人住民税でも取り上げる。いつから日本は頑張らなくても競争しなくても儲かっているところと同等の生活ができるようになってしまったのでしょうか…。本当に一生懸命に頑張ってきた都道府県や市町村の担当者がかわいそうです。
おそらくわが町、兵庫県や明石市は税金(税収)が多い方なので損する方です。儲かっていない所に税金補填するぐらいなら県立図書館や市立図書館を充実させてほしかったですよ。
ふるさと納税だけは良かったですね。 あれは是非続けてほしいです。
明石市の頼りになる税理士 湯下和真
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